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THE ARCHIVE — 記録の書架

この世界に伝わる、
四つの記録

中央広場の書架に残されていた本を、
そのまま書き写したものです。

第 一 章

灯が消えた日

はじめに消えたのが、どの家の灯りだったのか。それは分かっていません。

ただ、ある夜を境に、一つ、また一つと灯が落ちていったことだけが伝わっています。夕暮れどきに窓へ火を入れる人がいなくなり、次の日には、その隣の窓も暗いままでした。

人々は理由を探しました。空を見上げた者、地面を掘った者、境界まで歩いていった者。誰も、何も見つけられませんでした。ただ暗くなっていく街のなかで、まだ灯りの点いている家を数えるようになり、やがて数えることもやめました。

最後の灯が消えたとき、この大地に残っていたのは、風の音だけでした。

なぜ世界が壊れたのか。それは、いまも誰にも分かりません。この本を書いた人も、知らないまま書いています。

第 二 章

境界

世界が崩れきる、その寸前。何かが、この一区画だけを囲いました。

端から端まで、たった2000ブロック。歩けば20分ほどで渡りきってしまう、小さな箱庭です。かつての広大な大陸のうち、無事だったのは、ここだけでした。

誰が囲ったのか。何のために囲ったのか。守るためだったのか、閉じ込めるためだったのか。それを書き残した人はいません。

境界の外に何があるのか、確かめた者もいません。近づくと空が震えて、それ以上は進めなくなります。分かっているのは、この内側だけが残った、ということだけです。

だからこの世界では、土地が足りません。資源も足りません。誰かの家の灯りが、いつも視界のどこかにあります。隣に立つ以外に、立つ場所がないからです。

それを窮屈と呼ぶか、心強いと呼ぶかは、住む人しだいでした。

第 三 章

最初の一人

長い沈黙のあと、誰よりも先に、ひとりが戻ってきました。

その人は、街の真ん中で崩れかけていた塔をのぼりました。そして、てっぺんにたった一つだけ、灯をともしました。

それだけです。家を建てるでもなく、畑を作るでもなく、ただ高いところに火を置いて、下りていきました。

けれど、その灯を遠くから見た誰かが、また戻ってきました。崩れた塔を直し、空いた土地に家を建て、隣にもう一つ灯がともり——やがて再び、街の灯がともる。いま、あなたが見ているこの街並みは、そうやってできています。

最初の一人が誰だったのか、記録には残っていません。名前も、どこから来たのかも。塔の灯だけが、いまも消えずに点いています。

第 四 章

——

この先は、まだ書かれていません

この街には、シーズンの終わりがありません。世界がリセットされることはないので、あなたが直した塔も、架けた橋も、消えずに残りつづけます。

積み重なった時間そのものが、この街の景色です。だから第四章は、誰かが書き終えるものではなく、これから住む人たちが、少しずつ書き足していくものになります。

▸ 中央広場・記録の書架

この三冊は、実際にゲーム内の書架に置いてあります。四番目の棚は、空のままにしてあります。あなたの一冊を、そこへ置いてください。
——あなたの物語が、この世界をまた動かします。

あなたの手で、この世界を
再び形づくりませんか?

7月18日(土) 受付開始 ← トップへ戻る